「マンガは森羅万象を表現できる萬(よろず)画である」
かつて、石ノ森章太郎は、そう宣言した。マンガは、“学ぶこと”だって、エンターテインメントにできる。今でこそ学習マンガというジャンルは珍しくないが、それを世に知らしめたのは石ノ森章太郎こそがパイオニアだった、とも言えよう。科学や歴史の物語にワクワクしたり、偉人の生き様や社会の裏側にフムフムとうなずいたり。子どもに、大人に、あらゆる世代に「ミて、シる楽しさ」を伝えた萬画たち。年末年始、学ぶことの楽しさを、人の世の深淵を、萬画で探ってみませんか?