8月25 日(土)・26 日(日)に日本テレビ系で放送予定の
「24時間テレビ41 人生を変えてくれた人」。

今年のドラマスペシャルは、
国民的ヒーローを生み出した男・石ノ森章太郎物語。

主演は中島健人さん(Sexy Zone)が務めることが決定しました。
「サイボーグ009」「仮面ライダー」「がんばれ!! ロボコン」「人造人間キカイダー」「秘密戦隊ゴレンジャー」…など、彼が世に残した作品の数は枚挙にいとまがない。その名を知らない者は誰もいないほど、ヒーローは私たちの心に棲み着いています。
この物語は、人々の心に深く影響を与えた石ノ森章太郎と、そんな彼自身の人生を変え、彼の作品の礎となった姉・由恵との家族愛、絆を描きます。

国民的ヒーローの生みの親、彼が世の中に与えた影響とは

石ノ森章太郎が日本文化に与えた影響は絶大なるものだ。『仮面ライダー』や『ゴレンジャー』の生みの親と聞けば、誰しもが納得するだろう。さらに『仮面ライダー』の特撮ヒーロー作品にいたっては50年近く経った今もなお、シリーズ化され作り続けられているのだ。正義のヒーローと言えば『仮面ライダー』、そして悪の象徴として『ショッカー』という言葉が記号化されるほどの時代があった。その計り知れない影響力は、戦後の日本人の『道徳心』や『正義感』を形作ったと言っても過言ではないかも知れない。そして、石ノ森章太郎がその作品の中に描いたのは、なにも正義のヒーローだけではない。その物語には友情・家族愛・師弟愛・やさしさ・絆など、人が生きていくうえでとても大切なものが散りばめられ、マンガ、子供番組でありながらも、多感な少年期の人間形成に大きな影響を与えてきたとも言えるのだ。そんな、世の中に大きな影響を与えた石ノ森章太郎だが、彼のそのスピリットの礎に大きく影響を与えた、ある人物の存在をご存知だろうか?
それは、章太郎の3つ年上の姉・由恵の存在だ。

姉・由恵がいなければ、漫画家・石ノ森章太郎は存在しなかった

漫画家になるという夢を、親に反対される中、ただ1人応援してくれたのは姉・由恵だった。章太郎が18歳で上京、漫画家を目指し「トキワ荘」で修業し始めると、弟を思う一心で、由恵も上京した。喘息を患う由恵には決して良い環境とは言えない都会東京で、献身的に章太郎の世話をし、支えたのだった。由恵は「トキワ荘のマドンナ」と呼ばれ、後に藤子不二雄Ⓐが『愛…しりそめし頃に… 満賀道雄の青春』でその美貌に驚く場面を描くほど美しかった。

駆け出しマンガ家の章太郎にとって姉・由恵は1番のファンであり、1番の批評家でもあった。落ち込むときは慰め、悩むときは助言をし、常にまっすぐな優しさで章太郎を見つめ、支え続けたのだった。そして章太郎が漫画家として、芽が出始めた矢先、悲劇は、突然訪れる…由恵は、22歳の若さで帰らぬ人となってしまう。

そして、石ノ森章太郎がマンガ家を夢見て上京(1956年)したトキワ荘には、後にマンガの歴史を創る才能が集っていた。手塚治虫、赤塚不二夫、藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄、つのだじろう…。誰もが知っているマンガ界のレジェンドたち。彼らがここ『トキワ荘』で青春を過ごしていた。

今や世界的となった日本のマンガ文化、その歴史を築いてきた彼らは、互いに刺激し合い、影響し合い、そして、ここ「トキワ荘」から巣立っていったのだ。石ノ森章太郎によって、“正義のヒーローもの”が、やがて複数のヒーローたちが力を合わせ戦う“戦隊ヒーローもの”に変わっていったのも、つまり章太郎が「トキワ荘」で過ごしたことによる影響と言われている。

このドラマは、若き日の石ノ森章太郎を支えた姉・由恵との絆、最愛の姉の死を乗り越えて成長し成功した章太郎の人生を、そして彼が時代に与えた影響と偉大な功績を世に広く紹介するものです。さらに、数々の作品のなかに散りばめられた姉への愛と誓い、彼が作品を通して世の中に訴えた“人間愛”を描き、“人の出会いの大切さ”“支え合う人間同士の絆”そして“家族愛”を世の中に伝えたいと思います。

24時間テレビ41ドラマスペシャル
「ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語(仮)」
2018年8月25日(土)夜9時ごろ放送

中島健人さん(Sexy Zone)コメント

石ノ森章太郎さんを演じるにあたって、非常に緊張しています。世界中で愛されている先生の作品を拝見して、その生みの親を僕が演じるかと思うと、プレッシャーを感じます。

今回宮城県の生家に伺った時に。ご本人の机のところに座ることができました。その時には、ここからすべてが始まったんだと思うと鳥肌が立ちました。

先生にゆかりのある場所をめぐると、先生がたくさんの人に愛されていたということを実感しました。
自分が演じる石ノ森先生を、たくさんの人に愛していただけるように、丁寧に役を演じていきたいと思います。

次屋尚プロデューサーコメント

このところメキメキと力を付け、人気も演技力も急上昇の中島健人さんに今回の主演をお願いすることができました。

撮影を前に、中島さんと共に宮城県にある石ノ森章太郎さんの生家や記念館を訪れました。
自らも石ノ森作品には特別の思いがあるという中島さんは、石ノ森先生が実際にマンガを描いていたという書机に座り、厳粛な気持ちで身を引き締めながらも今回の役への意気込みをいっそう高めたようでした(リリース写真はその時のもの)。

その後、台本や衣裳の打ち合わせをしましたが、彼の感受性の強さや、物事に真摯に取り組む姿を見るにつけ、今回のドラマがたくさんの方々に感動をお届けできる素晴らしいものになると確信しています。