仮面ライダーのストーリー
城北大学生物学研究室に在籍する本郷猛は、高い知能とともに、オートバイのレースに出るほどの運動神経にも恵まれていた。しかし、改造人間を使い世界を支配しようと企む「ショッカー」に目をつけられ、さらわれてしまう。「ショッカー」は動植物の能力を人間にプラスした改造人間を生み出そうとしていたのだ。本郷は「ショッカー」によって、バッタの能力を加えた改造人間にされてしまう。最後の脳改造をされそうになった時、研究室の恩師・緑川博士によって救出され、ともに「ショッカー」のアジトから抜け出した。緑川博士も「ショッカー」にさらわれて協力を余儀なくされていたのだった。しかし、「ショッカー」の野望をくじくために緑川は本郷が改造されるよう画策し、しかも本郷が「ショッカー」と戦うための道具としてオートバイのサイクロン号と、強化スーツを用意していたのだ。
無事に逃げ延びたに思えた本郷と緑川だったが、潜伏先の倉庫をクモ男に襲われ、緑川は命を落としてしまう。さらに、父親に会いに来た緑川ルリ子に、本郷が緑川博士を殺したと誤解されてしまう。悲しみと孤独の中、それでも「ショッカー」と戦えるのは自分一人しかいないとの決意を胸に、仮面ライダーとなって戦いに向かうのだった。