人造人間キカイダーのストーリー
環境破壊を食い止めようとして殺された息子一郎の意思を継ぐため、殺されることのないロボットの戦士を作り始めた光明寺博士。しかし、その資金を提供したプロフェッサー・ギルはロボットによる世界征服をたくらむ悪人だった。ロボットは命令のままに善悪の判断もなく犯罪を犯してしまう。ならば、自分で善悪を判断できる回路をロボットに組み込めばいい。こうして、光明寺博士は一郎に似せた人間型ロボット、ジローに良心回路を組み込んだ。しかし、良心回路は完全ではなかった。起動実験で目覚めたジローは半分が赤、半分が青の不完全な状態で目覚めてしまった。しかも、実験中にプロフェッサー・ギルが放ったグリーン・マンティスによって光明寺博士はさらわれ、ジローは何もわからぬままに世の中に出ることになってしまう。父からあらかじめ事の次第を書いた日記を受け取っていたミツコはジローを探し良心回路を完成させようとする。良心回路のために人間に近い感情を持つようになったジローはミツコに恋心を持つようになってしまう。プロフェッサー・ギルのロボットを操る笛の音と良心回路の働きの板挟みに苦しみながら、ミツコとともに光明寺博士を探す戦いの旅に出かけるのだった。